第42回サウナレビューは
神奈川県川崎市高津区の千年温泉です。
地元で50年間愛される老舗銭湯で
2018年デザイナーズ銭湯として
リニューアルオープン。
大正ロマンがテーマの内装が
気になり訪問。
この施設の魅力とおすすめの人は
以下の通りです。
- 遠赤外線ストーブに独自の改良を加えて
中温中湿を実現した至極の
コンフォートサウナ - 肌触りが優しい高純度軟水を
使用した水風呂 - 日本人特有の美意識である
『侘び寂び』を味わうことができる
露天スペース
- 既存の銭湯の概念を覆される
清潔感が溢れた空間と大正ロマンを
楽しみたい方 - たまには刺激ではなく癒しをサウナに
求めたくなった方 - 南武線沿いにお住まいの方
レビュー
サウナ、水風呂、外気浴スペースの3つの
観点での評価、総評をこれから書いて
いきたいと思います。
私の独断と偏見での評価のため
こちらの施設に行く際の1つの指標に
していただけると幸いです。
サウナ
皮膚感覚と嗅覚で感じるリラックス空間
チョコレート色と白色の2色の煉瓦の壁から
感じる清潔感と明るめの木を使用した
ベンチの組み合わせで落ち着きを感じさせる
雰囲気。
そこに中温中湿と檜の香りが加われば
気を張らずにリラックスして入るには
快適な空間となります。
![](https://saturday-saunalover.com/wp-content/uploads/2021/12/db69fb836759b1318b6b1f966b80aa58-2.png)
遠赤外線ストーブに特殊な蒸発皿を
設置することで中温中湿を実現。
銭湯サウナ=昭和ストロングスタイル
という常識を覆すサウナ室です。
90℃〜100℃ぐらいのサウナで
刺激を求めるのもいいけれども
サウナに癒しを求めにこの施設に
訪問するのもおすすめです。
温度:79℃
湿度:中湿
水風呂
高純度軟水の水質に癒される水風呂
サウナ室を出るとすぐ左手に
スカイブルーのタイルにバイブラという
掛水の段階から伝わってくる冷たさが
早く入りたいという気持ちを駆り立てます。
水風呂にも高純度軟水を使用しているため
トロトロでまとわりつくような水質の良さを
感じます。
![](https://saturday-saunalover.com/wp-content/uploads/2021/12/791915341431c6d1247d7ec0b371d783.png)
サウナ好きの一般的に好きな水温よりは
高いのでサウナから出た後は水風呂の水よりもかけ湯で汗を流した方が水風呂との温度の
ギャップも楽しめます。
温度:17℃
収容人数:3人
外気浴
『心』がととのう日本庭園風の
露天スペース
露天スペースの枯山水をイメージした
日本庭園を眺めるのと素朴さも感じつつ
堂々とした雰囲気を感じさせる
紅葉の木に自ずと目がいきます。
夜になるとスポットライトが当てられ
幻想的な雰囲気に変化し、また味わいが
変化します。
銭湯で一種の芸術を見ているような感覚であり
気持ちというより『心』がととのうような
感覚になります。
![](https://saturday-saunalover.com/wp-content/uploads/2021/12/c93ced3423eef3865b79e04f0e009dd1.png)
ちなみに枯山水とは
水を一切使用せず、石、砂、草木などを
使用して趣のある自然を表現した
庭園のことです。
日本人の心に宿る侘び寂びの感情を
銭湯で感じられるとは何とも贅沢です。
総評
ステンドグラスや北斎のタイル絵
ウィリアム・モリスの壁紙等の大正ロマンを
感じさせる要素が脱衣場から浴室まで
随所に見られて楽しむことができます。
※一部女湯でしか見れないものもございます。
リニュアルオープンしただけあり
銭湯とは思えないほどの清潔感を施設全体に
感じます。
下手したら温浴施設よりも綺麗なんじゃないか
と思えるくらいの居心地の良さです。
川崎の温浴施設、銭湯は
神奈川県内でも激戦区と呼んでもいいほど
それぞれの施設が個性があり、
バランス良くカテゴライズされているので
人気施設はどこに行ってもハズレはないかと
思います。
ではまた!
基本情報
基本料金 |
(サウナ付き)720円 ※Suica、PayPay利用可 |
営業時間 |
(平日)14:00~深夜0:00 (土日祝)11:00~23:00 |
アクセス |
武蔵新城から徒歩10分 |