サウナでしっかり汗をかいたはずなのに、なぜか物足りない。
そんな経験のある方に知ってほしいのが、下町情緒溢れる谷根千エリアにある創業100年を超える銭湯 “朝日湯”です。
朝日湯のサウナは、一度入ると忘れられないくらい”ずっしりとした熱感”が特徴的です。
サウナに物足りなさを感じているサウナーの方にとって、朝日湯のサウナは驚きと満足感を与えるでしょう。
この記事では、朝日湯のサウナの魅力やメディアでも紹介されたこともある民泊・溶岩浴についても紹介します。
また、朝日湯4代目社長 小島さんに教えていただいた周辺のおすすめ飲食店にも実際に足を運びました。
お店の雰囲気や美味しさの特徴などの紹介もするので、サウナ飯選びの参考になればと思います。
この記事を読めば、朝日湯のサウナの最も気持ちいい入り方がわかり、サウナ後の食事まで含めて「来てよかった」と思える体験ができます。
朝日湯は台東区のほかの銭湯にはない、”独特の熱さを味わえるサウナ”だと思っています。
温度計の数字だけでは伝わらない、重厚な熱感をぜひ体験してみてください。

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かいたくん
台東区の銭湯サウナの魅力を中心に発信する”サウナライター”です。サウナ歴は6年で、サウナ・スパ 健康アドバイザーの資格を持っています。30代で浅草在住です。
朝日湯が年中無休の理由とは?

朝日湯は、年中無休で営業している銭湯です。
もちろん年末年始も休まず、通常営業をしています。
一般的な銭湯であれば1週間に1日ほど、定休日があることが多いです。
では、なぜ朝日湯は年中無休なのでしょうか。
朝日湯4代目社長 小島さんはこう話してくれました。
谷根千エリアは、古い住宅が多く残る下町です。
今でも自宅にお風呂がない方にとって、銭湯は生活に欠かせない場所です。
だからこそ、朝日湯は1日も休まず営業を続けています。
そこには、地域の人々の暮らしを支えたいという熱い想いが込められていたのです。
サウナ|100℃の重厚な熱感と静けさが心地よい

まずは、朝日湯のサウナ室を以下の観点別に解説します。
- 雰囲気
- 温度湿度
- 感想
朝日湯のサウナ室は、発汗のスイッチが一気に入る”重厚な熱感”が特徴的です。
またシャワーとストーブの音だけが響く静かな空間なので、自然と“今この瞬間の気持ちよさ”に没頭できるでしょう。
朝日湯のサウナ室の雰囲気の詳細は、以下の通りです。
- 素材:壁はレンガで、ベンチと床は木材。
- 広さ:2段ストレート。定員6名。
- サウナストーブ:遠赤外線ストーブ
- 照明:薄暗い
- テレビの有無:無
サウナ室の場所は、浴室の扉を開けてすぐ左手(女湯は右手)にあります。
サウナ室は創業当初からあり、建物を建て替えた約40年前に一度改装したそうです。

サウナ室内は、シンプルで洗練された空間が広がっています。
湿度が少ない環境下で長年稼働してきたこともあり、床や座面の木材は濃くて渋い色合いに変化しています。

照明は壁付けタイプのものが1つ設置されており、レトロなデザインが特徴的です。
照明の数が少ないこともあり、サウナ室内は薄暗く、静かに自分と向き合える雰囲気を強く感じました。


また1段目の奥側には、砂時計が設置されています。
最近は12分計で時間を確認できる施設が多いため、砂時計を見ると懐かしさや親しみやすさといった感情が込み上げてきます。

遠赤外線ストーブは、縦長で大きめのサイズ感が特徴的です。
サウナストーブ周辺には白い石が撒かれています。
そのおかげでサウナ室全体の”明暗のバランス”がよく、居心地のよさを生み出しているなと思いました。


以前は脱衣所とサウナ室にスピーカーが設置されていて、JAZZが流れていたそうです。
ただスピーカーが壊れてしまったのもあり、現在は静けさそのものを楽しめる空間に変わりました。
朝日湯のサウナ室の温度・湿度は、以下の通りです。

| 温度 | 100℃ |
| 湿度 | 少なめ |
朝日湯のサウナ室は、中〜上級者好みの温度設定です。
サウナ室の温度は、創業当初から100℃の設定を続けているそうです。

朝日湯のサウナ室は、コンパクトなサウナ室にもかかわらず、大きな遠赤外線ストーブを使用しているのが特徴的です。
そのため、昭和ストロング系のパワフルな熱感を体験できます。
また座る位置によって、体感温度が大きく変わる点も面白いところです。
座る位置によって変化する体感温度の違いは、以下の通りです。

| 場所 | 段による違い |
| 入口側 | 1段目:パンチのある熱感が直接伝わる。 2段目:肌がピリピリするほど強烈な熱感を感じる。 最も熱いと感じた席。 |
| 中央 | 1段目:ストーブ正面よりもややマイルド。 サウナ経験者なら、1セット目はこの位置がおすすめ。 2段目:ガツンとした熱感と入りやすさのバランスがよい。 |
| 奥側 | 1段目:比較的やさしい熱感。 2段目:気持ちよさを感じる熱感。 サウナ経験者の方ならここから1セット目を始めるのもおすすめ。 |
座る位置別のおすすめの人は、以下の通りです。
- サウナ初心者:1段目奥側
- サウナ中級者:1段目入口側〜中央、2段目中央〜奥側
- サウナ上級者:2段目入口側
サウナ初心者の方なら、1段目の奥側に短時間座わるだけ(1分〜3分程度)であれば、無理なく入れるのではないかと思いました。
一方サウナの経験がある方は、それぞれの席の熱感を比較しながら入るのも楽しいと思います。
朝日湯のサウナ室は、まるでサウナストーブと対峙しているような”重厚な熱感”が印象的でした。
コンパクトなサウナ室に100℃設定の大きな遠赤外線ストーブといった組み合わせがガツンとくる熱感を生み出し、一気に発汗のスイッチが入ります。
「お風呂(熱湯)にパッと入って、パッと帰るのが”粋”」という江戸っ子の考え方が、サウナにも表現されているかのような気もしました。

(100℃超えのサウナはあるものの)台東区内の銭湯のなかでも、ここまでパワフルな熱感を体験できるサウナは珍しいなと思いました。
特に”2段目の入口側の熱さ”は、別格です。

体感としては約5分ほどで全身から一気に発汗し、(普段通り)8分ほど入ると汗が止まらず目に入るほどです。
そのため、「とにかく熱いサウナに入りたい」「いつも以上に汗をかいて、リフレッシュしたい」と感じる方には、かなりおすすめできるサウナだなと思いました。
またサウナ室のもうひとつの魅力が、「静けさ」です。
サウナ室内はテレビも音楽もなく、聞こえてくるのは微かなシャワーの音とストーブの燃焼音だけです。

この静けさのなかで過ごしていると、自然と意識が内側に向いていきます。
心拍や呼吸の音すら大きく聞こえるようになり、余計な考えが消えていきます。
気づけば「ただ汗を流す」ことに没頭し、”無”の心地よさを体験できる特別な空間です。
立ちシャワー|水温の冷たさとパワフルな水圧が個性的

次に、朝日湯の立ちシャワーを以下の観点別に解説します。
- 雰囲気
- 温度水質
- 感想
朝日湯には水風呂がありませんが、”個性的な立ちシャワー”があります。
水風呂では味わえない、朝日湯の立ちシャワー特有の魅力について、これから解説していきます。
朝日湯には、水風呂がありません。
ただ立ちシャワーが完備されており、水風呂の代わりとして十分活用できます。
立ちシャワーはサウナ室から出て、正面にあります。

1人用のシャワーブースになっており、カーテンが付いているのが特徴的です。
中に入ると左側の壁はオレンジ色になっており、柔らかい雰囲気を醸し出します。

ただし立ちシャワーは1つしかないため、先に使っている方がいる際は少し待つ必要があります。
個人的には洗い場で冷水を被るだけでも、十分満足できるかなと思いました。
朝日湯の立ちシャワーの温度・水質は、以下の通りです。

| 温度 | 10〜20℃ |
| 水質 | よい |
朝日湯の立ちシャワーの温度は、中級者〜上級者好みの設定です。
朝日湯では洗面台とトイレ以外は、「井戸水」が使われています。
井戸水のため、「温かい時期は温度が低く、寒い時期は温度が高い」のが特徴的です。

また朝日湯の立ちシャワーは、”水温が冷たく・水圧がかなり強い”のが特徴的です。
初めて伺った際は冷水のハンドルを思い切って全開にしたのですが、冷たさのあまり体がビクッとしたのを今でも覚えています。
元々の水温が低いことに加えて、水圧の強さで体感温度が下がってる可能性が高いため、一般的な水シャワーよりも冷たいのかなと思いました。

サウナの経験を問わず初めて朝日湯にくる方は、最初にお湯のハンドルを捻って汗を流すのがポイントです。
そのあと冷水のハンドルを少しずつ捻り、水温を調整すれば自分の気持ちよい温度帯に合わせられるでしょう。
朝日湯の立ちシャワーは、”水風呂では味わうことができない爽快感”を味わえる点が魅力的だなと感じました。
サウナは重厚な熱感が特徴的で、「普段以上に汗をかいたな」という印象を抱く方も多いと思います。

その状態で冷たくて水圧の強いシャワーを浴びると、体の汗を一気に流し切ることができ、一瞬でさっぱりとした感覚を得られます。
もちろん、「バイブラ付きの水風呂でも同じような爽快感を得られるのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、サウナとの相性や朝日湯の立ちシャワー特有のさっぱりとする感覚は、バイブラ水風呂とはまた違った気持ちよさがあるなと思いました。
内気浴|お城の描かれたペンキ絵を眺めながら深いととのい

最後に、朝日湯の内気浴を以下の観点別に解説します。
- 雰囲気
- 席数
- 感想
朝日湯にはととのい椅子がありませんが、工夫次第でさまざまな場所で休憩できます。
なかでも「薬湯で足湯しながらの休憩」が最もおすすめであり、その魅力についてこれから解説します。
朝日湯には、ととのい椅子はありません。
ただし、工夫次第で休憩(内気浴)することは可能です。
私が朝日湯に伺った際に見つけたおすすめの休憩場所は、以下の通りです。

・同時に20人が洗い場を使用できる広さが特徴的。
・天井が高く、開放感を感じられる。

・薬湯の香りやお風呂の温かさに包まれながらリラックス。
・目の前にはペンキ絵も広がり、雰囲気もよい。

・木製の長いベンチが1つと丸椅子が2つ設置されている。
・どこか懐かしい雰囲気が広がる。
(3箇所とも、まわりのお客さんの迷惑にならないように利用しましょう)
脱衣所のベンチについては、サウナ利用者の休憩場所として使用してもよいスペースです。
座って休憩したい方は体についた水滴を拭いてから、この場所に座れば満足感も高まるでしょう。
朝日湯のととのいスペースの席数は、以下の通りです。

| 内湯 | 0席 |
朝日湯のととのいスペースの席数は、少ないです。
ただ3箇所のととのいスペースがすべて埋まることは少なく、快適に休憩できるかと思います。

一方で夜22時以降は、混雑しやすい時間帯でもあります。
そのため休憩できる場所がなさそうな場合は、休憩なしスタイル(サウナ↔︎水風呂)に切り替えるのもひとつの楽しみ方です。
朝日湯でのおすすめの休憩スタイルは、「薬湯で足湯しながらの休憩」です。

足湯をしながら休憩すると、お風呂から漢方の香りがフワッと届くため、リラックス効果が得られます。
また週に2回程度、イヨシコーラの湯などに変わることもあり、行くたびに異なる香りを楽しめるのも魅力的な要素です。
ちなみに、足だけ浸かりながら休憩すると体が冷えるづらくなるため、特に寒い時期におすすめのスタイルです。
休憩後そのまま薬湯に入れる動線のよさも、魅力的に感じるポイントです。

薬湯で足湯しながら休憩するスタイルは、もうひとつ魅力があります。
それが、壁のペンキ絵を眺められるという点です。
朝日湯のペンキ絵はほかの銭湯ではあまり見ることのない、西洋風のお城が描かれています。
このペンキ絵をぼんやり眺めていると、銭湯にいることを忘れ、そのまま深い“ととのい”へと引き込まれていくような気がしました。
施設情報

朝日湯の入浴料・アクセス方法等の施設情報は以下の通りです。
| 営業時間 | 10:00〜25:30 |
| 定休日 | 年中無休 |
| 料金 | 大人(入浴+サウナ料金):800円 大人(入浴料金のみ):550円 |
| 決済方法 | 現金のみ |
| レンタル | ・手ぶらセット:150円 ボディタオル(お持ち帰り可) シャンプー コンディショナー ボディソープ ・レンタルセット:100円 ボディタオル(レンタル) シャンプー コンディショナー ボディソープ ・バスタオル(レンタル):80円 ・ボティタオル(レンタル):30円 |
| アクセス | 東京メトロ千代田線「千駄木駅」 より徒歩3分 |
クーポン情報

2026年5月時点では、朝日湯の入浴料金・サウナ料金が割引になるクーポンは確認できません。
通いたくなる朝日湯の魅力3選

ここまではサウナの魅力を中心に紹介しましたが、朝日湯の魅力はそれだけではありません。
朝日湯には通いたくなる理由が、サウナのほかにもたくさんあります。
なかでも注目してほしいのが、以下の3つです。
- 民泊|元祖泊まれる銭湯
- お風呂|熱湯が特徴的な3種類のお湯
- 休憩スペース|谷中にまつわるドリンクなどが充実
紹介する魅力は、朝日湯でしか体験できないものばかりです。
これらを体験すれば、”特別感のある銭湯体験”ができるでしょう。
1.民泊|元祖泊まれる銭湯

朝日湯は、銭湯では珍しい「民泊」も体験できます。
朝日湯で民泊を始めたのは、4代目社長 小島さんが元々やっていた格闘技の引退後に行った、海外旅行での経験がきっかけでした。
海外ではスタンダードだった、人の家に泊まって(民泊をして)集まった人とコミュニケーションを取るという文化に触れたことで、「銭湯の裏側に住まない住居があるし、朝日湯で”民泊”を始めてみても面白いかな」と思ったそうです。
そして朝日湯で銭湯×民泊というユニークなサービスが、民泊専用の届出制度のない時代(2018年6月より前)から始まりました。
民泊できる宿は、朝日湯の裏手にまわって1分のところにある一戸建て(一棟貸し)です。
こちらの一戸建ては、築100年の木造建築をリノベーションした古民家となります。

建物は1階がロビー、2階が客室です。
1階のロビーには、革張りのソファーが大小1つずつとテーブル1つ設置されています。
そのため、複数人で会話を楽しんだり、少し休憩したりするのに最適な空間だと思いました。
階段を上がると、2階には長い廊下が伸びています。
長い年月を経て、艶と色味が深くなった木の風合いが続く廊下は、どこか懐かしさを感じます。

2階の間取りとそれぞれのお部屋の特徴は、以下の通りです。

| 部屋名 | 主な設備 | 特徴 |
| シャワールーム①兼寝室 | ・洗面台とシャワーが2つずつ ・ローテーブル1つ ・フロアチェア2つと円椅子2つ ・エアコン1台 | ・ローテーブルで仕事などの作業をしたり、 3つベッドが埋まっている場合に布団を敷ける 多目的スペース |
| 寝室 | ・ベッド3つ ・テレビ1台 ・エアコン1台 | ・ゆったりとくつろげる幅のベッドが3つ並んでいる ・部屋の左側にテレビがあり、のんびりしながら楽しめる |
| シャワールーム② | ・シャワーと洗面台が1つ ・座椅子2つ ・テーブル1つ ・エアコン1台 | ・溶岩浴の休憩中などに、のんびり座わって過ごせるスペース |
| 溶岩浴 | ・溶岩浴マシーン2台 | ・利用する場合、別途10,000円の支払いが必要 |
築100年の木造建てなのもあり、部屋の中にいると風の音や足音まで聞こえてきます。
また「昔使ってたんだろうな」と懐古させる木造のタンスや、天井の骨組みを見ていると、祖父母の家に帰ってきたような親しみやすさを感じるでしょう。
この民泊の大きな特徴は、宿泊者限定の特典です。
その特典は、以下の通りです。
- 銭湯入り放題
- 溶岩浴入り放題
営業時間内であればお部屋のシャワーだけではなく、隣の朝日湯も自由に利用できます。
宿泊すれば一番風呂にも入れるので、朝から特別な時間を過ごせるでしょう。
溶岩浴は元々銭湯利用者の方でも体験できるサービスだったのでした。
しかし、民泊を開始する際に宿泊者限定のサービスにしようと考えたそうです。
朝日湯の溶岩浴は、富士山の溶岩を使用している点が特徴的です。

溶岩は加熱すると、遠赤外線を放出する性質があります。
遠赤外線は皮膚表面だけでなく、深部組織までじんわり温めやすいのが特徴的です。
溶岩浴はサウナのような息苦しさが少なく、時間をかけてゆっくり汗をかけるので、サウナが苦手な方にもおすすめです。

溶岩浴の温度は、60℃まで設定できます。
ただし温度は比較的ゆっくり上がるため、高めの設定温度で使いたい場合は、早めに溶岩浴のスイッチを入れておくと安心です。
私が体験した際は、(使用しながら設定温度を上げたのもありそうですが)10℃上がるのに30分ほどかかりました。

元々溶岩浴はサウナのように汗を流すものではないため、そこまで熱くなくても十分満足できます。
個人的にはじんわり汗が出る44℃ぐらいが気持ちよく、理想的だなと思いました。

朝日湯の民泊は、古民家の風情・銭湯・溶岩浴を味わえる特別な宿です。
銭湯やサウナ好きだけでなく、古民家のようなノスタルジックな空間で民泊したいという方にも朝日湯の民泊はおすすめできます。
谷中観光や東京観光の宿として、ぜひ検討してください。
| チェックイン チェックアウト | 16:00〜23:00 〜12:00 |
| 値段 | 50,000円〜/1泊 |
| 宿泊可能人数 | 1〜7名 |
| 寝室 | シングルベッド3つ 布団4つ |
| 総面積 | 250㎡ |
2.お風呂|熱湯が魅力の3種類のお風呂

朝日湯には、3種類のお風呂があります。
それぞれの特徴は、以下の通りです。

・一番大きな浴槽
・トルマリンは微弱な電気を持つ鉱石
・柔らかい肌あたりに感じやすい

・強さの異なる2種類のジェット
・左がやさしめ、右が比較的強め
・水深があり、しっかり温まる

・通常は漢方薬湯
・週に2回ほど変わり湯を開催
・漢方の成分で末梢の血流が一時的に増えやすくなる
・水深は深め
朝日湯のお風呂は、”43.5〜44.5℃の熱湯”です。
40℃程度の一般的なお風呂より高く、短時間で一気に温まります。
なぜ熱湯にしているのかを4代目の小島さんに尋ねると、「下町だし、江戸っ子の人はせっかちだから、熱いお風呂が好きなんですよね。あとお風呂にパッと入って、パッと帰るみたいな考え方が粋みたいなところもあるんですよ」と教えてくれました。

とはいえ、過去に新しいお客さんも来て欲しくて、温度を下げたこともあったそうです。
ただ0.5℃下げただけでも常連の方は、「いつもより温度低いね」と気づくそうです。
「1年かけて0.5℃だけ下げたけど、それ以上は下げられない」と語る小島さんの声には、お客さんに喜んでもらいたいという強い気持ちを感じました。

実際に熱湯を体験すると、2〜3分でしっかりと体が温まり、5分もすると体の芯までポカポカになります。
そのため、温冷交代浴(熱湯→水シャワー)”といった使い方も、かなりおすすめだなと思いました。
なぜならお湯が熱い分、冷水とのギャップが大きく、普段より爽快感が高まるからです。

初めて朝日湯に行くサウナーは、【サウナ2セット・温冷交代浴1セット】のような楽しみ方をすれば満足感がより高まるでしょう。
2-1.個人的に好きなお風呂

3種類のお風呂の中で特によかったのが、「薬湯」です。
浴槽に段差があるため、座って半身浴することもできる構造になっています。
また推定90cmほどの深さがあるため、体全体がしっかりと温まる感覚があります。

浴槽の左側にある蛇口には、漢方の入った袋が設置されていて、ここから漢方の成分がお湯に溶け出しています。
「(日替わりで入浴剤を変えようとした時期もあったそうですが)それまでずっと慣れ親しんできている漢方の方がいいな」というお客様の声が多いのもあり、週の大半は”漢方薬湯”にしているそうです。
お風呂からふんわり広がる漢方の香りは、心と体を落ち着かせてくれます。

この薬湯では、週2〜3回”変わり湯”を開催しています。
奥飛騨温泉などの温泉系や、イヨシコーラなどの飲み物系など種類豊富なのも特徴的です。
よく行く方であれば、脱衣所にある変わり湯カレンダーで確認するのもよいでしょう。
3.休憩スペース|谷中コーラや普段見かけないドリンクなども充実

朝日湯は、湯上がり後も楽しく過ごせる銭湯です。
女湯の奥には、テレビとソファーが設置された休憩スペースがあります。
ソファーの近くには、湯上がりなどに飲めるドリンクも完備されています。
ラインナップとしては、土地柄もあり谷中コーラや普段コンビニなどでも見かけない珍しいドリンクなども並んでいます。


朝日湯の4代目社長 小島さんに、ドリンクの選び方(こだわり)についても伺いました。
- 「ポカリスエットやオロナミンCなどは、帰りに必ず飲むのが習慣になっている方もいらっしゃるので半分は日常的に買えるものを置いています。ただ、全部が全部日常的に買えるものを揃えても面白くないので、変わったドリンクを置くことで驚いてもらったり、楽しんでもらったりして欲しいんです」
私が伺った際は、サンガリア ラムネをいただきました。
炭酸の爽快感に加え、瓶ラムネを彷彿させる懐かしい味わいにホッとしました。

サウナ・お風呂上がりには少し立ち止まって、休憩スペースで飲み物片手にのんびり過ごせば、何気ない時間が少し特別に感じられるでしょう。
朝日湯の社長夫妻に聞いたおすすめのサウナ飯2選
最後に朝日湯4代目社長夫妻に教えていただいた、おすすめのサウナ飯情報を紹介します。
時間帯別のおすすめ飲食店は、以下の通りです。
- 一寸亭(ちょっとてい)|社長の奥様おすすめのランチ
- 清太郎|小島社長おすすめのディナー
今回紹介するお店は、どちらも地元で愛され続ける名店です。
これらのお店に足を運べば、ただ満腹になるだけでなく、食後まで心地よい余韻が残る食体験ができます。
一寸亭(ちょっとてい)|社長の奥様おすすめのランチ

4代目社長の奥様にご紹介していただいたランチにおすすめのお店は、朝日湯から徒歩7分の「一寸亭(ちょっとてい)」です。
創業50年を超える老舗町中華で、平日でも地元の方や近隣で働く方で賑わっています。
店名の「一寸亭」には、開業当初(移転前)はカウンターのみの小さなお店だったことや、「気楽に”ちょっと”寄ってください」という意味が込められているそうです。
店内はカウンターとテーブル、小上がりの座敷と席数もそれなりにあり、町中華らしい親しみやすい雰囲気が広がっています。
今回いただいたのは、「チャーハン(850円)」と「焼餃子(600円)」です。

チャーハンは、「シンプルさ」が特徴的です。
具材はナルト・チャーシュー・玉子のみで、余計なものが入っていないぶん、素材そのものの美味しさに気付かされます。
胡椒のアクセントも心地よく、「結局シンプルなチャーハンこそ、一番美味しい」と実感させられる一品でした。

餃子は、柔らかめの薄皮に餡がぎっしりと詰まっています。
一口食べると肉と野菜の旨み、シャキシャキとした食感、自然な甘みが広がります。
ニラも程よく効いていて、ついもう一皿頼みたくなる美味しさでした。
シンプルさのなかに深みがあるーー
町中華の原点とも言える味を体験したい方は、ぜひ一寸亭に行ってみてください。
| 営業時間 | 11:00〜16:00 (ラストオーダー:15:30) |
| 定休日 | 土曜日・日曜日 |
| アクセス | 朝日湯より徒歩7分 |
| 決済方法 | 現金のみ |
| 予算 | 1,000〜2,000円 |
清太郎|小島社長おすすめのディナー

朝日湯の4代目社長 小島さんにご紹介していただいたディナーにおすすめのお店は、朝日湯から徒歩2分の「清太郎」です。
清太郎という店名は店主の名前ではなく、北海道で酒屋を営んでいた曽祖父の名前から取ったそうです。
清太郎の店主は、朝日湯の4代目社長 小島さんと面識があるそうです。
清太郎の店主のお兄さんと朝日湯社長 小島さんが元々知り合いだったことがきっかけで、交流を深めていったのだと清太郎の店主の方がおっしゃっていました。

店内は照明が明るいため、バーらしい堅さは少なくカジュアルな雰囲気が広がっています。
そのため、「1杯だけ飲んで帰りたいな」と感じたときにも使いやすいバーなのかなと思いました。
お酒も幅広く、クラフトビール、ウイスキー、日本酒、焼酎、ワインまで豊富に揃っています。
朝日湯4代目社長 小島さんのおすすめもあり、今回は「お刺身」と「ラーメン」をいただきました。

お刺身は種類豊富で、この日は”鯛・エンガワ・海老”を注文しました。
なかでも印象に残ったのが、エンガワです。
表面を軽く炙っているため、外は少し香ばしく、中はトロッと柔らかいです。
食感の違いと、脂の旨みを一緒に味わえる逸品でした。

〆ラーメンは、時期やタイミングによって味が変わります。
”貝出汁”が多いそうですが、醤油や塩、鶏白湯などのラーメンの日もあります。
ちなみに朝日湯4代目社長 小島さんは、鶏白湯ラーメンが最も好きだという情報も清太郎の店主の方が教えてくれました。
私が伺った際の〆ラーメンは、「醤油」でした。
スープはまず、出汁のような旨みが広がります。
そのあと醤油のキレがスッと出てすぐ消える、淡麗系ラーメンのような味わいが特徴的でした。
お酒の〆なのに本格的すぎる一杯という印象があり、ラーメン好きでも満足できる完成度だなと思いました。

お酒についても、「こういう味のお酒が好きなんですけど、ありますか?」と聞くと何種類か提案してくれます。
普段見かけないようなレアなお酒も多く、自分の想像を超えた世界(美味しさ)に出会えるのも魅力です。
朝日湯の帰りに「もう少しだけ夜を楽しみたい」と思ったら、ぜひ清太郎へ行ってみてください。
| 営業時間 | 18:00〜24:00 |
| 定休日 | 火曜日 |
| アクセス | 朝日湯より徒歩2分 |
| 決済方法 | 現金のみ |
| 予算 | 5,000〜7,000円 |
よくある質問

- タトゥー・入れ墨があっても入浴できますか?
- 問題なく入浴できます。
- 何歳から入浴(利用)できますか?
- 0歳から入浴できます。
※親御さんの管理の元、年齢に規制は設けておりません。
- 最終入場は何時ですか?
- 25時30分までに退館できれば、問題ございません。
- 混雑している曜日・時間帯はありますか?
- 平日・土日問わず、22時以降は混雑しやすいです。
- 再入場(外出)可能ですか。
- 一度退館されますと、再度入館料がかかります。
- ドライヤーの料金はいくらですか?
- 10円/3分です。YA-MANのドライヤーが設置されています。
- 駐車場はありますか?
- ありません。近隣のコインパーキングをご利用ください。
- ランニングステーションとして利用できますか?
- 利用できます。
- 公式SNSはありますか?
- 以下のSNSを運営しています。
・X(旧Twitter)
・Instagram
・facebook
まとめ

今回は朝日湯4代目社長 小島さんにお風呂・サウナのこだわりを中心に、さまざまなことを教えていただきました。
お話しさせていただくなかで感じたのは、「近くに住む方々が安心して通える銭湯でありたい」という強い想いです。
例えば、生活に銭湯が欠かせない方のために年中無休営業にしたり、熱いお風呂を好む地元の声に合わせて、43.5~44.5℃の熱湯にしたり。
朝日湯は、足し算を続ける銭湯ではありません。
その代わり、”いつ来ても変わらずに常に側にい続ける安心感”という魅力があります。
だからこそ地元の方にとっての朝日湯は、”第二の実家”のような場所であり、長く愛され続けているのだと私は感じました。
朝日湯でしか体験できない、“ガツンと体に残る熱さと下町ならではの空気感”を味わいたい方は、ぜひ足を運んでみてください。
