今回もサウナを始めて早くて半年ほどから
サウナ愛好家を悩ます「ととのイップス」の
原因と個人的な対策について書いて
いきたいと思います。
前回「ととのイップス」の原因編を書いたので
今回は「ととのイップス」の対策編です。
前回を軽くおさらいすると「ととのイップス」
の原因は個人的には以下の2つだと思います。
- 刺激の慢性化
- 「ととのう」ことへの過度な執着心
「ととのイップス」で悩んでいる大体の方が
①と②を併発しているケースが多いです。
しかし、ある程度の期間サウナに
通い続けると慣れは必ず起こり、
「ととのい」というできていたことが
ある日突然できなくなる感覚は誰しもが
抱く感覚なのです。
サウナに通い続ければ誰でも起こりうる
「ととのイップス」問題を乗り越え
一皮も二皮も剥けた素敵なサウナ愛好家に
なれるきっかけの一助としてこの記事が
役に立てばいいなと思っております。
前回の「ととのイップス」の原因編を
読んでいない方はそちらを読んで
いただいてから本記事を読んでいただける
とより理解が深まると思います。
今回は個人的な経験や考え方が
多分に含まれておりますので個人差が
生じる可能性があります。
「ととのイップス」の対策として
試す際にはご自身の判断と責任で
お願いします。
今回は対策編として「ととのイップス」の
対策としてどんなサウナ愛好家も必ず持つべき
マインドと個人的な経験から導き出した
「ととのイップス」への対策について
書いていきます。
サウナ愛好家が「ととのイップス」
に立ち向かうために必ず持つべき
マインドとは!?
前回もお話しした通り、「ととのう」
ことへの過度な執着心が強すぎると
過激な刺激を求めて依存症になる可能性も
あり非常に危険です。
その裏返しにはなりますが
「ととのイップス」に立ち向かうために
必ず持つべきマインドは以下の通りと
なります。
- 「ととのう」を目的にしない
ここで熊本の有名施設湯らっくすの
西生代表の言葉をご紹介します。
ととのおうと思ってにサウナに
ドラマ25「サ道」第12話「サウナとは?」の
入っていない。
サウナ水風呂に入った後余韻に浸る。
映画で言うとエンドロール。
何回もボーッとする。
そもそもがお風呂屋さんってゆっくり
する場所なのでその時ぐらいあんまり
何も考えずに楽しんでいただければな
と言うのが。
ナカちゃんさんが西生代表にととのわない時
ってどうしてますかと聞いた時の答え
もちろん西生代表も「ととのイップス」に
葛藤していた時期もあったと思います。
しかしゆっくりすることが目的で
サウナでととのわなくてもいいという
西生代表の寛大な考え方は葛藤の中で
見出した答えなんじゃないかと私は
思っております。
私自身が「ととのイップス」になった時は
ナカチャンさんと同様にエンドロールで立って
しまい「ととのう」までセット数を重ねた結果
残るのは虚しさだけみたいな苦い思い出が
あります。
色々試行錯誤した結果私の場合は
新鮮さや経験を目的にした新規開拓を
「ととのイップス」の対策として葛藤の
中で答えとして見出したのです。
ととのわなくてもまた新しい思い出が
一つ増えたとか新しい施設をまた知れたという
経験への好奇心が優先されるようになり
ととのうということは二の次というか
そういった状態になれた嬉しいぐらいの
余裕が生まれたのです。
だからと言って新規開拓をしろ!とは
決して言いません(笑)
より美味しくご飯を食べるためとか
知っている人と会いたいから一応行っている
とか「ととのう」とは別のところにサウナの
意味を見出してもいいんじゃないかと
思います。
解決策にはなっておりませんが
「ととのイップス」と上手く付き合っていく
のがサウナを楽しく長く入るのに重要な考え方
なのではないでしょうか。
一般的な「ととのイップス」対策
上手く向き合っていくって言ったって
「たまにはととのいたいじゃん」という人の
ためにまずは一般的な「ととのイップス」対策
についていくつか紹介します。
どうしてもサウナの滞在時間が暑さで
短くなる夏などは多くのサウナ愛好家が
水通しをする光景を見ます。
本能的にはサウナで温まった身体を冷やす
意味で水風呂を求めますが、それがサウナに
入る前に入るとなると冷たさをダイレクトに
感じるため結構ハードル高めです。
水風呂と同様に予め交感神経を高めると
なると42℃以上のお風呂で下茹でするという
条件付きになりますが、下茹でも
「ととのイップス」の対策に十分なり得ます。
「温まる=脈が上がった状態」でサウナに入る
ためどうしてもサウナにいる滞在時間が短く
なるので個人的には時間がないけど
ととのいたいときに私は使います。
副交感神経優位にさせる猶予を与えずに
サウナ→水風呂で交感神経ストイックに
上げ続けるので万人にはお勧めしませんが
刺激が普段より高まるため、ととのいやすくは
なります。
外気浴の回数を減らす「ととのイップス」を
対策を初めて行う場合は1セット目だけ
外気浴をなくして2セット目に外気浴する方法
から始めるのがおすすめです。
施設にもよりますがミストサウナを
1セット目に持っていって2セット目に
高温サウナにするともっとハードルは
下がるはずです。
仕事終わりの一杯と同じように
疲れが溜まった時のサウナを実践している
方も多いのではないでしょうか。
疲労感が高い状況は常に交感神経が
優位の状況が続いているため、
副交感神経が優位に変わるサウナ(外気浴)を
することで蓄積された疲労が取れたすっきり
した感覚が味わえます。
個人的には運動後のサウナがおすすめです。
ある程度の強度の運動はアドレナリンの
発生を促進し、運動時の気持ちよさを
味わえます。
またアドレナリンが切れてきて疲労感が
どっとやってくる運動後にサウナに
入れば疲労感も取れととのうこともできて
最高です。
個人的におすすめの「ととのイップス」対策
今度は個人的に試行錯誤して試した結果
「これはいい!」と思った
「ととのイップス」対策について紹介します。
「サウナは○分、水風呂は○分」みたいな感じで
各々のスタイルがあると思います。
「ととのイップス」になる方々は
経験値からこれ以上は入ってはいけない
という限界値を身体の感覚で熟知している
はずです。
つまり「ととのイップス」対策 その1は
以下の通りとなります。
- 時計やスマートウォッチを
見ずに直感的にサウナに入ってみる
時間というものは一長一短です。
仕事で「何時までに終わらせろ!」とか
言われると確かに集中力は向上します。
しかし、サウナでの時間というのは
ととのいへの縛りでもあるのではないかと
私は思っています。
実際にやってみるとわかるのですが
狂いのない時間というものを目安にするのと
曖昧でもあり本能的でもある体内時計という
ものを目安にするのとでは
サウナの分数および感じる感情なども変化
します。
時間や脈拍という信じていたものを捨てる
怖さはありつつも自分の本能的に求めた
サウナ、水風呂の過程が結果が外気浴に
現れるので普段と異なる気持ちよさを
味わうことができます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
人間完璧ではないため「ととのい」をゴールに
しないと言ってもゴールにしたくなる時は
あります。
そんな時には偉大なる蒸しZの「ととのい」に
対する言葉を思い出すのも効果的でしょう。
若者よ、サウナを信じるな。
ドラマ25「サ道」第12話「サウナとは?」
ととのうとは何か?ただの言葉だ。
特別な状態を追い求めてはいけない。
なぜならそんな状態はこの世に
存在しないからだ。
幸せを信じ求めることが、
幸せでない苦しみを生み出すのだ。
サウナとは身体を温め、水風呂に入り
身体を休めるただそれだけのことだ。
そこにあるのは安らぎと喜びだけ。
それ以上求めてはいけない。
あるがままにその安らぎと喜びを
感じていればいいのだ。
サウナを信じるな、
サウナを信じるな。
深いですよね。
考えさせられますし、何十セット目かを
始めるサウナ室の扉からそっと手を
離すきっかけにもなりそうですね。
ではまた!